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歯科衛生士の学校に入学するのはむずかしい?どんな勉強するの?
歯科衛生士になるには、まずは歯科衛生士養成機関に入学しなくてはいけません。
これは、歯科衛生士国家試験をうけるためには歯科衛生士養成機関の卒業(卒業見込みも含む)が必須なためです。
今回は、かつて歯科衛生士養成機関に通い歯科衛生士になったわたしNatuが「歯科衛生士養成機関」について紹介していきます。
養成機関に入るのに条件ってあるの?
学費ってどれくらいかかるんだろう?
入学してくる人の年齢は?
などなど養成機関についての疑問を解消します!
歯科衛生士の学校の入学条件はあるの?年齢・性別・学力は?
歯科衛生士養成機関には、専門学校、短大、大学があり合格の難易度は選ぶ学校によって異なります。
入学試験はAO入試、推薦入試、一般入試、社会人入試などがあり、大学や短期大学の場合は、理系科目の受験が必要になる場合もあります。
専門学校の入試では、小論文や国語などを試験科目としている学校が多いです。
難易度はことなりますが、どの学校にも共通する受験条件が
- 高校を卒業している(見込みも含む)
- もしくは学力が高校卒業と同程度以上あると認められる
- 年齢は高校を卒業する年である18歳以上
ということなので、養成機関の入学には高校の卒業が条件になります。
高校を卒業した18歳以上であれば受験資格をえられるので、高校卒業後すぐ養成所へ入学してくるひともいれば、短大や大学を卒業してから入学してくる人、いちど社会人を経験してから入学してくる人もいます。
わたしの専門学校時代の同期にも、歯科助手として働いていたけど歯科衛生士になりたくて入学してきた人など年齢もさまざまでした。
歯科衛生士=女性のイメージが強いかとおもいますが、じつは男性も歯科衛生士になれます!
以前は、女子のみ募集の歯科衛生士養成機関がほとんどでしたが、最近は男子の募集もしている養成機関がふえています。
人数は女性に比べれば少ないですが、男性歯科衛生士さんも活躍されています。
- 年齢 18歳以上
- 性別 男女
- 学力 学校による
入学後はどんな勉強をするの?
では入学後はどんな勉強をするのでしょうか。
歯科衛生士学校養成所指定規則により、次の表の授業単位以上はとるよう定められています。
教育内容 | 単位数 | |
---|---|---|
基礎分野 | 科学的思考の基盤 人間と生活 | 10 |
専門基礎分野 | 人体(歯・口腔を除く。)の構造と機能 | 4 |
歯・口腔の構造と機能 | 5 | |
疾病の成り立ち及び回復過程の促進 | 6 | |
歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み | 7 | |
専門分野 | 歯科衛生士概論 | 2 |
臨床歯科医学 | 8 | |
歯科予防処置論 | 8 | |
歯科保健指導論 | 7 | |
歯科診療補助論 | 9 | |
隣地実習(臨床実習を含む。) | 20 | |
選択必修分野 | 7 | |
合計 | 93 |
具体的な科目としては…
- 基礎分野とは
-
英語・心理学・一般教養・コミュニケーション論など一般教養の科目
- 専門基礎分野とは
-
解剖学・薬理学・微生物学・口腔生理学など医療に関する科目
- 専門分野とは
-
歯科衛生士概論・歯周病学・小児歯科学・診療補助・予防処置・保健指導など歯科衛生士に関する科目
どの養成機関をえらんでも、歯科衛生士学校養成所指定規則で決められた教育内容は同じように学ぶことができます。
養成機関には何年通うの?
以前の養成機関の修業年限は2年制以上でしたが、歯科衛生士学校養成所の指定規則が一部改正され
平成22年4月1日までにすべての養成機関は、3年制以上になりました。
短大=2年のイメージがあるかもしれませんが歯科衛生士養成機関の短大は修行年数が3年になり、4年制大学に通う場合は修行年限が4年になります。
歯科衛生士養成機関の種類は?何校ぐらいあるの?
歯科衛生士の養成機関には【文部科学大臣指定の歯科衛生士学校】と【都道府県知事指定の歯科衛生士養成所】があります。
それらをあわせた歯科衛生士養成機関は専門学校145校、短期大学16校、4年制大学12校の合計173校あります。(2021年5月末日現在 全国歯科衛生士教育協議会入会養成機関)
経営母体は国立、公立、財団法人 社団法人、学校法人、医療法人などさまざまです。
各地域の歯科衛生士養成機関の数
- 北海道 11校
- 東北 13校
- 関東・甲信越 55校
- 東海 21校
- 近畿・北陸 28校
- 中国・四国 21校
- 九州・沖縄 24校
歯科衛生士養成校は関東に多い傾向がありますが、北海道から沖縄まで全国にあります。
各地域にある養成校の詳細はこちら⇒全国歯科衛生士教育協議会養成校一覧
養成校ごとで、受験対策に力をいれていて高い合格率を誇っていたり、実習設備に特色があったり違いがあるので 気になる学校があれば、資料やホームページで比較してみるといいですね。
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気になる学費は?
国公立か私立か、専門学校か大学かにより学費が大きくかわります。
学校ごとで異なるため目安にはなりますが、おおよその学費は以下のようになります。
公立
公立専門学校(3年制) 90~170万
公立短大(3年制) 150万程度
国公立大学(4年制) 250万程度
私立
私立専門学校(3年制) 300~360万
私立短大 (3年制) 300~400万
私立大学(4年制) 480~570万
夜間部がある養成機関では、昼部に比べると夜間部の学費を安く設定してある機関もあるようです。
この他にも入学金や実習のための道具、ユニフォーム代、教科書代、設備費などもかかってきます。
学校によって設定も授業料も違うので、入学募集資料やホームページで3年間(4年間)で
トータルどのくらいかかるのかを把握しておきましょう。
また、奨学金制度や学費免除制度がある学校もあるので、あわせて確認しておくとよいでしょう。
勉強することはおおいけど歯科衛生士はおすすめ
わたしが衛生士学校に入学した当時驚いたのが、高校の教科書の量とは比べものにならない大量の教科書でした。
どんな勉強をするの?でもふれましたが例えば専門分野の教科書でいえば,小児歯科学、矯正歯科学、歯周治療学、口腔外科学etc…
それぞれで教科書があるためかなりの冊数になります。
それに加えて実習がはじまると、正直いってなかなか大変でした。
こんなことを書いてしまうと衛生士大変そう、やめとこうかなとおもわれるかもしれません。
実際、当時のわたしも(大変なところにはいってしまったー)と思いました。
でも今思えば、内容が共通する部分もあったり、実習で実際にみたりさわってみることにより
理解できることもあったのでなんとかなるものですよ!
歯科衛生士は1度とれば一生モノの国家資格です。
やりがいもあります。おすすめですよ!
このようなサイトを利用すれば、いろんな学校の資料が一度に資料請求ができるから便利ですね!
通学方法や学費、学校の特長なども含めて、まずは気になる学校を比較してみてください!!
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