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歯科衛生士はすぐ辞める? 仕事を辞める理由とは?
歯科衛生士って実は離職率めちゃくちゃ高いんです。
新卒で勤めはじめたところでずっと働き続けている人のほうが少ないくらいじゃないでしょうか。
私自身も結婚して引っ越ししたとき、子育て期間、人間関係に耐え切れず…などの理由で歯科医院をかわりこれまでに4件の歯科医院ではたらいてきました。
これは令和2年に発表された、歯科衛生士名簿登録者数と歯科衛生士として仕事をしている方の人数です。
令和元年5月31日現在の歯科衛生士名簿登録者数は28万9549名。
(令和2年6月発表事業報告書一般財団法人歯科医療振興財団より)
そのうち令和2年末現在に就業している歯科衛生士は 14万2760 人。(令和2年衛生行政報告例より)
上のデータから歯科衛生士の資格をもっている人のうち約半数である14万人の人が歯科衛生士としてはたらいていないということがわかります。
では、歯科衛生士たちが職場を去った理由はなんなのでしょうか。
歯科衛生士の退職理由で多いものをまとめてみました。
歯科衛生士が仕事をやめた理由 家庭の事情、自分の体調
歯科衛生士は女性が多いため、ライフステージによる変化で辞めざるを得ないときがあります。
結婚
- 結婚して遠方へ引っ越すため距離的に通勤できない
- 結婚を機に家庭に入りたい
- 結婚したらすぐに子供がほしいから
など生活環境がかわることにより、今までのようには働けなくなることがあります。
出産、育児、介護など
産休や育休などしっかりとれる職場であれば問題ないのですが、そういう職場ばかりではないのが現実です。
歯科医院での勤務はどうしても拘束時間も長くなるため、子供が小さいうちは両立が大変になります。
いったん離職したあと、子供がある程度大きくなったタイミングでパートや常勤で再び働きだす人も多いです。
自分の体調や体力的
歯科衛生士免許は1度取得すれば一生有効なため、最初のデータでの免許の登録者数のなかには,その年に免許を取った人もいれば、数十年前に免許を取った人まではいっています。
そのため、現在歯科衛生士として働いていない人のなかには、年齢的に働くのがきつくなったり、体調を崩し働いていないというひとも含まれています。
肉体労働ではないものの院内をちょこちょこ動きまわったり、細かい手先での作業が必要なためそれなりに体力気力も必要になります。
歯科衛生士が仕事をやめた理由 他業種への転職
- 歯科衛生士をしてみたけど自分にはむいてないとおもった
- 歯科衛生士以外の仕事をしてみたくなった
などの理由から歯科衛生士以外の業種に転職する衛生士さんもいます。
今思えば、私も少しぐらい歯科衛生士以外の仕事も経験してみたかったなと思います。
(事務の仕事とか会社でパソコンをカタカタ打ち込んでるような仕事とかやってみたかった)
他の仕事をやってみてやっぱり衛生士をしたい!と思えば免許は有効なのでまた資格をいかして歯科衛生士として働けますしね。
歯科衛生士が仕事をやめた理由 雇用条件への不満
給与が少ない
- 給料自体が少なく不満をもつ
- 一生懸命頑張って勤めていても昇給額が少なかったり勤続年数がながくなると昇給がなくなる
- 残業代がきちんと支払われない
など自分の労働時間や仕事内容にたいして給料が少ない、評価されていないと感じ始めるとやる気も下がりますよね…
残業時間が長い
ただでさえ拘束時間が長い歯科衛生士の仕事。
毎日何時間も残業が続くのは体力的にも精神的にもきついです。
福利厚生面への不満
産休育休もそうですが、健康保険だったり年金の面でも、個人経営、少規模な歯科医院では行き届いていないところが多いのが現実です。
歯科衛生士が仕事を辞めた理由 仕事内容,方針への不満
- 予防処置に力をいれたいのにアシストばかり
- 衛生管理ができていない
- もっといろいろ勉強したいのにセミナーにいかせてもらえない(逆に休みの日までセミナーは嫌)
- 歯科助手と歯科衛生士の仕事内容がきちんと区別されていない
など医院の方針に疑問を持ち始めてしまい離職につながるケース。
特に衛生管理などは、自分自身を守るためにもしっかり行っているところで働きたいですね。
歯科衛生士が仕事を辞めた理由 人間関係
これはきっと歯科だけではなく何の仕事をしても生まれてくる問題ですよね。
同僚とあわない
歯科医院は少人数の閉鎖的な空間。
その中で歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、受付などそれぞれの役割を持った人達が一緒にはたらきます。
それに加えて女性の多い職場。
うまくなじめれば快適に仕事ができますが、なじめないときついものがあります。
- 仲が悪く陰口ばかり
- 会話はおろか挨拶すらしない
- めんどくさい仕事、汚い仕事を特定の人にいつもやらせる
なんてことも…もちろん人間である以上相性もあるし好き嫌いもあるでしょう。
「仕事をしにきているんだから」とその気持ちを割り切れる人ばかりならいいのですが
仕事中にまでその感情を持ち込んでしまうタイプの人がいると、連携がとりづらくなり一気に仕事がやりにくくなります。
そんな状態をみてまわりも気をつかいますしね。職場の雰囲気がわるくなってしまいます。
歯科医師とあわない
同僚だけでなく院長、歯科医師とあわないというパターンもあります。
- 注意や指導ではなく人格否定などの暴言や罵倒
- 八つ当たりと思われるタイミングでおこる
- ボディタッチや私的な誘いをしてくるセクハラ行為
- 尊敬できるところがない
など歯科医師への不満、不信感がつのるケース
指導として叱られているとわかる場合はいいのですが、雇い主でもある歯科医師に【嫌われてしまった】と感じはじめてしまった場合居心地は最悪になり辞職につながるでしょう。
歯科衛生士が辞めた理由 まとめ
歯科衛生士が辞めるよくある理由としては
- ライフステージによる変化のため
- 衛生士の仕事がむいていないと感じ他業種へ
- 雇用条件
- 仕事内容、方針への不満
- 人間関係
などがありました。
どの離職理由にしても、我慢に我慢を重ねた結果、体を壊してしまった…なんてことになってしまっては元も子もありません。
歯科衛生士の仕事は好きで続けたい!のであれば歯科医院の数はコンビニよりあります。
その職場で神経をすり減らしながらはたらかなくても、他にも歯科医院はたくさんあります。
そのなかにあなたに合う歯科医院がきっとあるはずです。
歯科衛生士はもういいやとおもうのであれば、それ以外の仕事を探せばよいだけです。
転職ってパワーがいりますよね。
辞めさせてください!をつたえるのも勇気がいります。
それでももう無理!と思うのなら自分を大切にしてあげてくださいね。
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