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フロスはめんどくさい?歯ブラシだけのあなた!〇割の歯垢がのこってますよ!
突然ですが…
あなたはデンタルフロスつかっていますか?
日本人は欧米の人達に比べてフロスを使用している人がすくないんですって。
2014年にLIONが発表した【日本・アメリカ・スウェーデン 3カ国のオーラルケア意識調査】によるとデンタルフロスを使用している人の割合が
アメリカ…60.2%
スウェーデン…51.3%
日本…19.4%
なんだそう。
実際患者さまとお話ししていても
フロスはめんどくさいからつかっていません。
歯みがきをしっかりしていればフロス必要ないですよね?
という方がみえます。
そんなかたのために今回はフロスのおはなしです。
先に結論からお伝えするならフロスは使ったほうがいいです。
- デンタルフロスとは
- なぜフロスをしたほうがいいのか
- フロスをすることで得られるメリット
- フロスの種類と使い方
デンタルフロスとは
デンタルフロスとは合成繊維などでできた細い糸。歯と歯の間に通すことでよごれをとる道具です。
歯と歯の間が狭いところに使います。
指に巻いて使う指まきタイプとY型やF型の持ち手が付いたタイプのものもあります。
糸ようじとよばれているのは(ようじ)と名前についていますが,、持ち手つきのタイプのフロスです。
同じように歯と歯の間を清掃する道具に歯間ブラシがあります。
こちらは先が糸ではなく、小さいブラシがついていて歯と歯の間にすきまがあるところに使います。
無理に使うと歯ぐきを傷つけてしまうためサイズを選ぶ必要があります。
それぞれ赤で印をしてあるところをお掃除する道具です。
フロスをしたほうがいい理由
①歯をきれいにすることができる=むし歯予防歯周病予防になる
歯ブラシの毛先が入り込めないような歯と歯の間(上で赤で印をしてある部分など)の歯垢は歯ブラシのみで歯みがきをした場合どんなにていねいに磨いても60%程度までしか落とせません。
歯垢=プラークはむし歯菌や歯周病菌などの細菌のかたまりです。
細菌のかたまりである歯垢が歯ブラシのみでは約40%もお口のなかに残されたままになってしまいます。
歯と歯の間だったり奥歯のかみあわせの溝部分などは汚れが落としにくいことからむし歯になりやすい場所です。
そこで活躍するのがフロスや歯間ブラシ。
フロスであれば歯と歯の間にとおすことで歯ブラシの毛先が届かない部分に直接糸をこすり付け汚れや歯垢をとることができます。
フロスや歯間ブラシを歯ブラシと併用してつかうことで90%近くの汚れをおとせるようになります。
歯垢をおとしきれいにすることでむし歯や歯周病の予防になります。
Floss or die
Floss or die(フロスオアダイ)って聞いたことありますか
アメリカの歯周病予防キャンペーンのスローガンで(フロスをするか死ぬか)って意味です。
死ぬかっておおげさねー
そう思いましたか?
でも実は歯周病と全身疾患には関連があるといわれています。
歯周病が悪化し、毒素が歯肉から血管にはいり全身にまわることで糖尿病、脳梗塞や心筋梗塞、低体重児出産、骨粗しょう症など様々な病気を引き起こしたり悪化させる原因となります。
またお口はからだの入り口です。
高齢者などが誤嚥することで、歯周病菌が気管支から肺にいき誤嚥性肺炎をひきおこすこともあります。
フロスを使用しない⇒歯垢がのこる⇒歯周病進行⇒毒素がまわって全身疾患悪化⇒…
フロスしないとそうなるかもよ!それでもいいの?ってことなんでしょうね。
②むし歯の早期発見ができる
かぶせものにひっかかる、いつもそこを通すとフロスがきれる、ほつれてしまう…
そこにはむし歯がある可能性があります。
歯医者さんで一度みてもらいましょう。
早期発見で治療できれば、治療回数もかからず歯にもお財布にもダメージが少なくすみますよ!
フロスの種類
フロスも歯ブラシと同様にいろいろなメーカー、種類のものが発売されています。
指に巻いてつかうもの、持ち手がついているもの
糸もワックスがついているタイプ、ついていないタイプ,唾液で糸がふわっと広がるタイプなどがあります。
ワックスつき…滑りが良いため初めて使う方には入れやすい。
ワックスなし…歯垢の除去率がワックスつきのものより高い。
広がるタイプ…3つのなかで1番歯垢がとれやすい
他にもミントなどのフレーバーつきのものもあります。
持ち手付きフロス
持ち手付きのフロスはお口の中に指をいれなくてもよいため初めて使う方は使いやすいかとおもいます。
使い方
勢いよく入れすぎると歯肉を傷つけるので注意
歯に沿わせるのがポイントです。
タイプ別おすすめ商品と特長です。
Y型
- アルファベットのYの型で奥歯に使いやすい
- フロスの糸にたるみをもたせてあるため歯面にそわせやすい
- 糸はテクミロンTM(高強度・高性能のポリエチレン繊維)でできているのできれにくく挿入もしやすい
- 歯ブラシのように洗って繰り返し使用できる
- SとMのサイズ展開あり
F型
- F型で前歯に使いやすい。
- 4本糸の【スルッと入るタイプ】は、細くてなめらかな素材の糸をゆるめに張ることで、初めての方や歯間が狭い方でも出し入れしやすくなっている。
- 6本糸のしっかり歯垢を取るタイプあり
- お子様用(2~6歳)むけの糸ようじもあり
指まきタイプ
糸を引き出して指に巻いて使うタイプ。
慣れるまでは使いにくいですが持ち手タイプだといれにくい歯並びの場所でもしっかり歯にそわせることができます。
メートル単位ではいっているのでコスパもいいです。
指巻きタイプ使い方
フロスをもって指先からひじくらいの長さで切り取る。
片方の中指にはほどけてこないくらい、もう一方には残りのフロスを
手を上の絵のようにさせたとき両中指の間隔が10~15センチになるくらいまで巻き付ける。
この時きつく巻きすぎないよう注意!
指の間2センチぐらいで操作していく
- 力づくでいれると歯肉を傷つけてしまうので注意
- 歯にそわせるように動かす
- 次の場所にとおすときは汚れたフロスは少なく巻いたほうの指に巻き付け
逆の指のフロスのきれいな部分をつかう(巻が少ない指側⇒汚い 逆側⇒未使用になるように使う)
言葉で説明するのはむずかしい…
使う場所によって指の動かし方が違ったりするので
実際に歯科医院でフロスの使い方を教えてもらってくださいね。
- ワックスなしとミントワックス付きのタイプがあり。
- 糸は約1400本の極細マイクロファイバー(1本が髪の毛の約1/100の細さの極細繊維)でできていて歯面のプラークを強力にからめとることができる
- 30mと大容量の200mのものがある
こちらは唾液で広がるタイプ。SNSでもよく見ますよね。
- 繊維がうねっている384本の糸をより合わせているので、汚れをゴッソリ絡め取りやすい
- 摩擦や唾液でフワッと広がるので歯肉のなかにいれても痛くなりにくい
指まきタイプ買ってみたけどうまくできないときの対処法
そんな時はこちらの方法も試してみて!
せっかくあるなら使わなきゃもったいないですよ
サークル法
両端をそろえて結ぶのが簡単かと思いますがやり方に決まりはないのでお好きな結び方でOK
直径8~10cmくらいの輪をつくります
フロスハンドルを使う
- フロスの糸は捨てる
- ハンドルは水洗いし保管。繰り返し使用できる。
結論フロスは使うべき!!
繰り返しになりますが歯垢は歯周病菌やむし歯菌などの細菌のかたまりです。
歯ブラシだけでは落としきれなかった歯垢が口の中にのこしておくとどんどん増えていってしまいますよ。
慣れるまでは扱いにくかったりめんどくさかったりすると思いますが、使ってみたら歯の間がきれいになってすっきりする感覚がわかるとおもいます。まずは1度ためしてみてください。
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