歯が痛い!歯石をとってほしい!
そんなときにお世話になる歯科医院。
治療をしてくれる歯科医師のほかにもスタッフがいませんでしたか?
歯科医院ではたらくスタッフには
医院によりちがいはありますが受付、歯科助手、歯科衛生士などがいます。
なかには歯科技工士がいたり、クリーンスタッフ、保育士さんがいるようなところもあります。
今回は歯科医院ではたらく歯科衛生士についての
どんなことしてるの?
どうしたらなれるの?
を自身も歯科医院で歯科衛生士としてはたらくNatuが解説します!
まずは歯科衛生士とは?
ちょっと細かいけど歯科衛生士法に歯科衛生士とはが明記されてるよ。
第二条 この法律において「歯科衛生士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、歯科医師(歯科医業をなすことのできる医師を含む。以下同じ。)の指導の下に、歯牙及び口腔の疾患の予防処置として次に掲げる行為を行うことを業とする者をいう。
一 歯牙露出面及び正常な歯茎の遊離縁下の付着物及び沈着物を機械的操作によつて除去すること。
二 歯牙及び口腔に対して薬物を塗布すること。
2 歯科衛生士は、保健師助産師看護師法(昭和二十三年法律第二百三号)第三十一条第一項及び第三十二条の規定にかかわらず、歯科診療の補助をなすことを業とすることができる。
3 歯科衛生士は、前二項に規定する業務のほか、歯科衛生士の名称を用いて、歯科保健指導をなすことを業とすることができる。
(昭三〇法一六七・平元法三一・平一一法一六〇・平一三法一五三・平二六法八三・一部改正)
歯科衛生士法第2条より引用
歯科衛生士とは厚生労働省が実施している歯科衛生士国家試験に合格し、歯科衛生士免許をもっている者。
歯科医師の指導のもとみなさんのお口の健康を守るお手伝いをします。
英語ではDental Hygienistとよばれます。略してDH!
DH○○とSNSのアカウント名にしている衛生士さんもよくみますね
歯科衛生士の仕事は?
上の歯科衛生士法にも明記されているように業務内容は
・歯科予防処置
・歯科診療補助
・歯科保健指導
になります。この3つが歯科衛生士の三大業務とよばれています。
では、それぞれ具体的にどんな業務なのか解説していきます。
歯科予防処置
歯科予防処置は虫歯や歯周病を予防する処置のこと。
歯科診療補助
歯科診療補助はその名のとうり歯科診療の補助をすること。
歯科医師のサポートをしスムーズに治療がおこなえるようにします。
歯科保健指導
歯科保健指導はお口の健康をまもるための正しい歯科の知識や歯磨き方法を個人や集団にたいして指導すること。
歯科医院によっては三大業務のほかにも
受付業務(カルテ作成や会計、電話対応等)
院内外の清掃、ゴミ出し
患者様の治療中にお子さんをあずかる
お体の不自由な患者様の移動介助
備品の買い出し
などもあります。
歯科衛生士になるには
step1 歯科衛生士学校・養成所に入学・卒業する。
高校卒業後文部科学大臣指定の歯科衛生士学校、都道府県知事が指定する歯科衛生士養成所となっている専門学校や短期大学へ入学し3年間(一部4年制大学では4年間)歯科歯科衛生士として求められる知識や技術を習得します。
卒業すると(その年の卒業見込みのかたも含む)歯科衛生士国家試験の受験資格が得られます。
step2 歯科衛生士国家試験を受験
受験資格を得たら歯科衛生士国家試験を受験します。
歯科衛生士国家試験は毎年3月上旬の日曜日におこなわれます。
北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県(令和3年度)で受験できます。
step3 国家試験合格!
合格発表は一般財団法人歯科医療振興財団ホームページ、厚生労働省ホームページの資格・試験情報のページで発表されます。
step4 歯科衛生士名簿への登録
歯科衛生士国家試験に合格したら一般財団法人 歯科医療振興財団へ申請をだし歯科衛生士名簿に登録されることによって免許証が交付されます。
step5 歯科衛生士の誕生!
いよいよ歯科衛生士として働きだします。
歯科衛生士になったあとはたらく場所についてはこちらの記事をごらんください。
歯科衛生士免許は更新するためのテストなどはなく
1度取得してしまえば一生モノの資格になります!
資格をいかして長い間はたらくことも可能ですよ。
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